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名前の由来や旅行先で見かける地名の謎を解明する

四国地方と呼ばれるようになったのはいつか

四国地方と呼ばれるようになったのは、日本の律令制が確立された時期、特に8世紀にさかのぼります。この時期に、四国島にあたる地域に阿波国讃岐国伊予国土佐国の4つの令制国が設置されました。これらの国が一つの島に集中していたことから、この地域は「四国」と呼ばれるようになりました。

具体的には、南海道の6ヶ国のうち、紀伊国淡路国を除いた四国島に阿波国讃岐国伊予国土佐国の4つの令制国が存在することから、「四国」と呼ばれるようになったとされています。この名称は、その後も続き、明治時代の廃藩置県によって四国島が4つの県に再編された際にも引き継がれました2。現在の四国地方は、高知県愛媛県香川県徳島県の4県から構成されています。このように、四国地方の名称は、古くからの地理的な区分に由来しているのです。

四国